暮らしの食性活大辞典 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

人生劇場 飛車角

$月影の宵/IN THE EVENING BY THE MOONLIGHT


文豪「尾崎士郎」の不朽の名作「人生劇場」は過去に
17回映画化されてる。
当初は尾崎本人をモデルにした青成瓢吉を主人公にした壮大な
青春群像で「青春篇」「愛欲篇」「残侠篇」の3部作からなる小説だった。

8回目の映画となる「人生劇場」は東映東京で制作され、
企画の岡田茂は「残侠篇」の脇役に過ぎなかった「飛車角」こと
小山角太郎をクローズアップさせ、尾崎に映画化の許可を貰うため
尾崎宅に何度も足を運んだが硬くに拒否された。

そこで岡田は、自身が広島の大きな酒屋の息子と言う事を
酒好きの尾崎に話し、飲みたいお酒を何でも用意する事と
青成瓢吉を映画に登場させる事を条件に映画化を取り付け
後にそれは低迷していた鶴田浩二を蘇らさせ、東映任侠路線を決定づけ
大ヒットとなる「人生劇場 飛車角」となって登場する。

この飛車角のモデルとなったのが、新潟県出身のヤクザ「石黒彦市」と言う人。


大正十一年。新潟からやって来た石黒彦市は、ゴンゾウとして横浜に住みつきます。
そのゴンゾウ部屋は、やくざの村山組が仕切っていたため、
彦市は賭場に出入りするようになり、賭場に君臨していたバカ鉄を
天秤棒で殴り殺した彦市は、村山親分に気に入られます。
後に、賭場荒しのぽっかりの春と兄弟となり、二人は賭場荒しに明け暮れます。
大正十二年九月一日、関東大震災が発生。
社会不安 彦市が理想としていた無政府主義者に対する国の弾圧等を契機に、
彦市の人生も大きく変って行きます。
「生きている限り好き勝手にやる」決め事の多い枷に縛りつけられたやくざにも馴染めなかった。
彦市の賭場荒しに明け暮れ、“ぶったぐりの彦”と恐れられるようになります。

勢いづく彦市は、ぽっかりの春、不良青年の赤坂トッピン、女衒の誘拐清水と盃を交したある時。
彦市は高級娼婦が集まっていたキヨホテルで娼婦のおきみと出合います。

互いに惹かれる愛し合う二人。彦市は清水の手を借りて、おきみを足抜きし、
二人は村山親分の兄弟分である秋原一家の世話を受けることになります。
つかの間の安らぎを手に入れた彦市とおきみでしたが、秋原一家への一宿一飯の義理から、
喧嘩相手の白井一家の子分を斬り、逃走している間に、清水がおきみを、200円欲しさにキヨホテルへ連れ戻してしまいます。金の為に二人を裏切ったわけです。
怒った彦市は、清水の隠れ家を探し出しドスを突き刺し、そのまま自首し、懲役7年の刑を受け、
服役する事になります。

同じころ、村岡と言うやくざが右翼団体“鉄血社”のために人を斬り、彦市と同じ頃服役します。
彦市より早く出所した村岡は、ある日おきみと会います。
村岡はおきみに事情を聞くが、おきみは「あの夜からおきみは死んでしまった」と
逃げるように言い去った。
村岡は服役中の彦市に面会し、それを伝えた。

彦市は「ありゃ、夢のようなできごとでした。いい女でしたが、こっちは牢獄のなかですから
  待っていてくれともいえやしない。もうすっかりあきらめてしまいましたよ」と話したと言う。

その後、彦市と村岡は盃を交わすが、トラブルから村岡の子分が
トッピンを殺害してしまう。元々は敵同士だった彦市と村岡は完全に決別。

折しも政府が任侠組織に大同団結し国家の為に働くよう要請し
それに反発した彦市は結局村岡の放った刺客に殺されてしまう。

おきみは彦市が服役中に満州に渡り、そこで生涯を過ごしたそうです。

きっと連れ戻される際に彦市に知られたくない屈辱的に仕打ちが有ったのでしょう。

そんなおきみの気持ちを察して、彦市も追いかけなかった?????

ヤクザと娼婦の純愛話???有ったって良いじゃないですか。




これが本当の飛車角の真実。映画とは全く別です。
だって「続・飛車角」は飛車角が満州までおとよを探しに行くんですから。
馬族の売春婦となっていたおとよは飛車角の腕の中で死んでしまいます。
そして、当時恋愛関係だった佐久間良子の出番が少ない事に
機嫌が悪くなった鶴田の為に、後半はおとよとそっくりのテキヤの娘として
再び良子ちゃんが登場。もう何でもアリになっています。


写真の「実録飛車角 狼どもの仁義」は「仁義なき戦い」で勢いづく
東映実録路線として菅原文太主演 村岡役に小林旭 おきみ役に
にっかつロマンポルノ女優中川梨絵を借りて撮影されましたが
脚本のせいか?監督が悪いのか?
ただ凶暴なだけの飛車角文太の一人カラ周りだけが寂しい映画に終わっています。
二人の濃厚なラヴシーンにも情感が伝わってきません。

東映は石原裕次郎を移籍させ、裕次郎 鶴田 勝新太郎で
新たな「人生劇場」を作る計画をしますが、裕次郎の移籍金が折り合わず
結局実現しませんでした。

昭和58年 東映は深作欣二・佐藤純彌・中島貞夫共同監督で
再映画化 深作欣二と当時親密だった松坂慶子の情感あふれるエロスだけが
際立つこちらも退屈な作品となっています。

やっぱり「飛車角」は鶴田と良子ちゃんのリアルな愛情表現が
素晴らしい昭和38年の作品が一番です!!

「飛車角」の裏に男と女の情感が宿ります。

関連記事
スポンサーサイト
  1. 2012/03/16(金) 00:00:00|
  2. 過去記事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<別れた人と・・・・・・ | ホーム | 新潟市南区 「やまとや パーラー」>>

コメント

1. 無題

事実のままでも、素敵ですね
映画にするにはドラマチックに・・なんでしょうけれども。これはこれでリアルで切ないです。

鶴田以外の飛車角・・・しっくり来ませんな
  1. URL |
  2. 2012/03/16(金) 07:51:15 |
  3. のしん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

2. のしん様

>のしんさん
おはようございます。
「人生劇場 飛車角」は鶴田の
はまり役 まるで鶴田を引き立たせる為の
脚本ですね。佐久間の良子ちゃと
恋愛に発展し、良子ちゃんも女優として
開眼しました。数年前まで
水着審査も拒否していた箱入り娘が
不倫の愛に身を焦がす 男と女は
何が有るか解りませんね。
  1. URL |
  2. 2012/03/16(金) 10:12:31 |
  3. まさ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://beatpop68.blog.fc2.com/tb.php/1346-79258ffb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新記事

最新コメント コメントは励みになります

月別アーカイブ

カテゴリ

三条市の食堂・ラーメン (1)
過去記事 (1410)
オフ会日記 (7)
三条市の食堂 ラーメン (66)
カツ丼 (27)
THE BEATLES (4)
SWEETS PARADISE (3)
日本映画 (4)
パン (4)
新潟市のラーメン・食堂 (75)
日々雑感 (26)
新潟のレストラン (11)
旅行 (1)
飲食チェーン店 (14)
うどん (10)
読書 (2)
燕市の食堂・ラーメン (8)
長岡市のラーメン (17)
喫茶・カフェ (15)
デューク・エイセス (14)
おにぎり (1)
オーディオ (14)
見附市のラーメン・食堂 (6)
加茂市のラーメン・食堂 (3)
車 (1)
寿司 (6)
新潟のレストラン 飲食店 (144)
食性活通信 (1)
石川県のラーメン (33)
富山県のラーメン (25)
金沢市の飲食店 (24)
石川県の飲食店 (13)
富山県の飲食店 (17)
福井県の飲食店 (2)
大阪市の飲食店 (2)
新潟県妙高市のラーメン (3)
新潟県上越市のラーメン (12)
新潟県糸魚川市のラーメン (6)
福岡県のラーメン (1)
高速道路 SA (1)
音楽・レコード・CD (1)
チャーハン・焼飯 (8)
オムライス (0)
滋賀県のラーメン (2)
京都府のラーメン (2)
新潟県柏崎市のラーメン・食堂 (2)
神奈川県の飲食店 (0)
東京都のラーメン (2)
新潟県十日町市の飲食店 (6)
鰻・うなぎ (3)
新潟県阿賀野市のラーメン (1)
新潟県村上市のラーメン・食堂 (2)
新潟県小千谷のラーメン (1)
新潟人情食堂 (1)
新潟県胎内市の食堂・ラーメン (3)
新潟県五泉市の食堂・ラーメン (2)
そば・うどん (0)
コインスナック (1)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
グルメ
298位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
B級グルメ
54位
アクセスランキングを見る>>

お友達のリンクコーナー

アクセス状況 PCのみ

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。